悲劇のシェードガーデン
東側のシェードガーデンはお隣さんのお庭と隣接しています。
隣にはいつもニコニコしていて優しいおじいさんが住んでいました。
おじさんの庭には木が何本も植わっていて、木が目隠しになってお互いの家が見えないようになっていました。
春は毎日のようにウグイスがやってきて美しい鳴き声を聞かせてくれて、夏にはセミの合唱が聞こえてきて、いつも癒してもらっていました。
緑が本当に綺麗なので借景として使わせていただくため、板壁も肩くらいの高さに抑えて設置していました。
うちのシェードガーデンはおじいさんの雑木林のおかげで成り立っているようなものなのに、この風景はこれからもずっと変わることはないと信じて疑わなかったのです。
今年の春、お隣のお家は売りに出されました。
そして夏・・・
新しい住人になる方が挨拶にきてくれました。
お家はそのままでリフォームして住むこと、雑木林は全部伐採することを知りました。
ショック・・・
先週から重機が入って、雑木の庭は一変してしまいました。
一番大きな木は根が深いらしく、傾いたままの状態で日に日に葉っぱが黄色くなっています。
庭に出ると、葉っぱがハラハラと落ちていくのが見えて切なくなります。
朝カーテンを開けて木々を眺めると清々しい気持ちになったのに、今ではカーテンを開ける度に溜息がでます。
カーテンを全開して窓を開けることはもう二度とないかなー。
こうして、うちのシェードガーデンはシェードガーデンではなくなってしまいました。
猛暑も重なってか、何種類かは枯れてしまいました。
毎日の水遣りは欠かしませんが、今は庭に出ても何もやる気が起きません。
秋になったら木でも植えようかな。。。
今一番望むことは板壁を増設して高くしてもらうことですが、裏庭氏に無理はさせられないのが悩みの種です。