西穂高岳独標
北アルプス・穂高連峰の一角、西穂高岳を登ってきました!
水戸から車を走らせること5時間。
岐阜県の奥飛騨温泉郷から新穂高ロープウェイで一気に2,100メートルまで登り、西穂独標を目指します。
まずは私の山登りの相棒をご紹介。
ダイネックス社の保温・保冷マグカップ「スマイリー君」です。
辛い登山、後ろを歩く人が少しでも元気になってくれればと思い、いつもぶら下げています。
ただの飾りじゃなく、実用性のあるカップですよ~
それでは登山開始。
水芭蕉の湿地帯を抜けて、樹林帯を進んで行きます。
ひたすら登り、そして下る。
アップダウンの繰り返しは意外ときついのですが、足が軽いのでどんどん登山者を追い抜かして行きました。
10:40 西穂山荘に到着。
すでに多くの登山客で賑わっています。
ここで休憩を取って、独標に向かいます。
こんな看板を見ると、ちょっと緊張。
登山初心者の私でも登れるかな・・・
山小屋の前の岩場を登り始めるとハイマツ帯に出てきました。
奥に独標が見えます。険しそう・・・
この辺りは映画「岳」のロケ地になったところで、冒頭のシーン・男子学生が雪道を歩いているのはまさにここらしい。
「岳」は今週テレビ放映されるみたいなので、見直してみようと思います。
写真で見るとなだらかそうですが、ガレ場は足を取られて本当に辛い。
周りの人もかなりバテています。
3分歩いたら1分休憩。そんな感じです。
独標のてっぺんに人がたくさんいるのが見えてきました。
もう少しです!
いよいよ独標に取り付きます。
上空にはヘリコプター。
後で知ったのですが、この日北アルプスでは遭難事故が相次いだそうです。
岩をよじ登ってついに独標に到着。詳細は裏庭ブログをどうぞ!
上高地を上から眺める。あれは河童橋だ!
早速お湯を沸かしてコーヒーで乾杯しました!
前日私が寝たあと、コーヒー豆を挽いておいてくれたそうです。美味しい~。
夫の画像をちょっと拝借!これはそんなに怖くない。
夫には、私の怖さの基準がさっぱり分からないと言われてしまった・・・。
私が思うに、人がたくさんいると恐怖感が薄らぐような気がします。
『赤信号 みんなで渡れば 怖くない』みたいな・・・
独標の先に見えるのはピラミッドピーク、そして西穂高岳山頂。
西穂高岳山頂まで行くには11のピーク(峰)を超えなければなりません。
ガイドブックに「この先は初心者同士では絶対に行ってはいけない」と書いてあります。
天気が急変して、寒くて体が震えてきたのでここで引き返します。
コッヘル(鍋)でラーメンを作る予定でしたが、急いで下山した方がよさそうなので断念。
下りは登り以上に慎重に、慎重に。
でもみんなの後をついて行けば安心なのです。
登りあんなに苦戦したガレ場も、下りはスイスイ。
西穂山荘が見えてきました。
テントがいっぱい増えている!
名物・西穂ラーメンをいただきました。
醤油と味噌。断然醤油ラーメンが美味しかったです!!
ロープウェイ乗り場まで下りてきたところで、雨が降ってきました。
ギリギリセーフ、レインウェアを着ずに済みました。
ロープウェイ乗り場でヘルメットを抱えた人とすれ違いました。やはりあの先は危険なんだね。
まもなく夕暮れ。今日は西穂山荘に泊まって明日は縦走するのでしょう。
私もいつか縦走してみたいです。
ロープウェイに乗ると、大粒の雨が窓を叩きつけてきました。
山の天気は本当に気まぐれです。
本日のお宿は「中の湯温泉旅館」。
温泉通の上司にいただいた本にも載っています。
秘湯=さびれた温泉宿をイメージしていたのですが、中の湯温泉は15年くらい前に水蒸気爆発により場所を移転したため、綺麗な旅館でした。
温泉に浸かり疲れを癒し、早めに就寝。
明日はまずは朝風呂だな・・・